近年、働き方の選択肢として「在宅ワーク」を選ぶ人が増えているようです。
通勤時間のストレスから解放されたり、家事や育児と両立しやすかったりと、魅力が多い一方で、「思っていたのと違った」「仕事の効率が落ちてしまった」と後悔する人がいるのも事実です。
在宅ワークを成功させるポイントは、メリットだけを見ていいイメージのまま飛びつくのではなく、デメリットもしっかり理解したうえで、自分に合った環境を整えること。
在宅ワークのメリット・デメリット、成功させるコツ、向いている人・向かない人の特徴まで考えてみます。
在宅ワークが注目される理由|まずは全体像を理解する
在宅ワークが広く受け入れられるようになった背景には、さまざまな社会的変化があります。
まず、働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の進展により、企業側が柔軟な働き方を積極的に取り入れ始めたことが大きな理由です。また、副業が一般化し、「時間と場所に縛られない働き方」を求める人が増えたことも追い風になっています。
在宅ワークには主に以下の3つのタイプがあります。
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会社員型テレワーク:企業に所属しつつ自宅で勤務するスタイル
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フリーランス型:案件ごとに業務を請け負う独立型
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副業型:本業の合間に在宅でできる仕事をプラスする
自分のライフスタイルや収入の目的に合わせて、最適な働き方を選べることが魅力です。
在宅ワークのメリット|柔軟さだけじゃない具体的な利点
時間の自由度が高く、ライフスタイルに合わせられる
在宅ワークの最大のメリットは、時間の使い方を柔軟にコントロールできること。
仕事の開始時間を調整したり、家事や育児の合間に働けたりと、自分の生活リズムに合わせられます。
通勤ストレスのゼロ化で心身の負担が軽くなる
毎日の満員電車や渋滞から解放され、通勤に費やしていた時間を休息や自己投資に充てられます。
心身の負担が減ることで、仕事へのモチベーションも保ちやすくなります。
集中しやすい環境で生産性が向上するケースも
オフィスの雑音や不要な会話がなくなり、作業に没頭しやすいというメリットがあります。
自分に合った環境を整えれば、効率が大きく上がることもあります。
家事・育児との両立がしやすい
子どもの急な体調不良にも柔軟に対応しやすく、家庭とのバランスを取りやすい点が、特に子育て世代に支持されています。
副業やスキルアップへの時間投資が可能に
通勤時間が削られることで、資格取得や副業など、自分の価値を高めるための時間を確保しやすくなります。
在宅ワークのデメリット|思わぬ落とし穴に注意
運動不足・孤独感など、健康面への影響
自宅にずっといることで、運動量が減ったり、人と話す機会が極端に少なくなることがあります。
私生活と仕事のどちらの面でも、メンタルを崩しやすい点は注意が必要です。
仕事とプライベートの境界が曖昧になりやすい
仕事の切り替えがうまくできず、いつまでもダラダラ作業してしまう「生活との混同」が起きやすいのもデメリットです。
コミュニケーション不足による誤解やミス
対面よりも情報量が少ないため、伝わりにくさや誤解が起きやすく、場合によっては業務効率を落とす原因になります。
自己管理が苦手だと生産性が下がるリスク
「誰にも見られていない」環境は自由ですが、その分強い自制心が求められます。
先延ばし癖のある人は、意識的な管理が必要です。
キャリア形成に影響する可能性も
オフィス勤務に比べると、上司や同僚と交流する機会が少ないため、評価や昇進に影響が出る可能性があります。
在宅ワークに向いている人・向かない人の特徴
向いている人の特徴
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自己管理が得意
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仕事を自分で計画できる
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集中力が高い
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コミュニケーションが丁寧(特にテキストコミュニケーション)
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変化に柔軟に対応できる
向かない人の特徴
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先延ばし癖がある
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気が散りやすい
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孤独に弱い
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メンタルの波が大きい
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他者の監督がないと動けない
向いていない人が克服するための対策
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タスク管理ツールを活用する
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朝のルーティンを固定する
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作業場所を固定し「仕事空間」を作る
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オンラインコミュニティで交流を増やす
努力次第で克服できる部分も多いため、「向いていない」と感じても改善の余地は十分にあります。
在宅ワークを成功させるための5つのコツ
① 作業場所を固定して「仕事モード」に切り替える
専用のデスクやワークスペースを作ることで、気持ちの切り替えがスムーズになり集中しやすくなります。
私はリビングしか場所がないのですが、それでも”ココが仕事場”と決めているスペースがあります。
② ルーティンを作ることで生活リズムを整える
毎日決まった時間に起床し、作業開始するだけでも生産性は大きく変わります。
③ コミュニケーション不足を意識して補う
雑談チャットや定例のオンライン会議を積極的に活用し、孤独感や認識ズレを防ぎましょう。
そのような環境が無い場合、テキストコミュニケーションでの丁寧なやり取りが大切になってきます。
④ オンオフを明確にして休息時間を確保する
仕事の終了時間を決め、プライベートの時間に切り替えることで、心身の負担を軽減できます。
⑤ 業務を可視化してタスク管理を効率化する
Todo管理アプリやカレンダーを活用し、仕事の優先順位を明確にしましょう。
在宅ワークのデメリットをカバーする具体的な対処法
孤独感を減らす工夫
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オンラインチームとの雑談
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SNSコミュニティの活用
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カフェなど外出して気分転換
運動不足を防ぐ習慣
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1日10分のストレッチ
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作業合間の立ち作業
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ウォーキングの習慣化
生産性が下がった時のリカバリー方法
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タスクを細分化し「小さく始める」
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90分作業+10分休憩のリズムを作る
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デジタルデトックスで脳をリセットする
キャリアアップのチャンスを広げる方法
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オンライン資格の取得
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社内外の勉強会への参加
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成果を定期的に可視化して上司へ伝える
メリットとデメリットを理解して、自分に合った働き方を選ぼう
在宅ワークには大きな自由と魅力がありますが、それと同時にデメリットも存在します。
デメリットを正しく理解し、対策を講じることで、働きやすさと生産性を両立させることは十分可能です。
私はフリーランス型を10年以上経験していますが、一言で「在宅ワーク」といっても、取引先の事業形態によって、
・完全に1人で作業するケース
・チームに入って日々やりとりしながら作業するケース
・契約を交わして所属しつつ、必要な場合に単発で作業するケース
など、さまざまな働き方がありました。
今の働き方に迷っている方は、一度メリットとデメリットを整理し、自分の性格・生活スタイルに合った「最適な働き方」を見つけるために一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。